金持ちでも自由がない女性の日常

先祖代々受け継がれし名声と財産。

それを守り続けるために、幼い頃から心身に叩き込まれる躾と品位。

名家の系譜を汲む彼らは、新興のビジネスで財を成した富裕層と差別化されてこう呼ばれる。

「オールドリッチ」と。

一見すると何の悩みもなく、ただ恵まれた人生を送っているように見えるオールドリッチ。

しかし、オールドリッチの多くは、人からは理解されない苦悩や重圧に晒されている。

知られざるオールドリッチ達の心のうちが、今、つまびらかにされる-。

前回は、家名目当ての男に利用される静香を紹介した。今回は?



【今週のオールドリッチ】

名前:東堂薫子(とうどう・かおるこ)
年齢:24歳
職業:法律事務所事務員
住居:松濤

うららかな土曜日の午後。薫子は松濤の邸宅で、名画の額縁のように荘厳な姿見の前に立っていた。

「お嬢様、スカートの丈はこのくらいにいたしましょうか」

手に持った巻尺の端を薫子の膝の下に合わせながら、白髪の仕立て屋が鏡越しに問いかける。

薫子が身につける服のほとんどは、オートクチュールだ。季節ごとにこうして、銀座の高級老舗洋裁店が自宅まで採寸に訪れる。

「もう……(中略)…… 定世が世なら、お姫様。白金で身を粉にして働くお嬢様に残された最後のプライド

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